読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

就職六大学ってどこの大学のこと?

今年は景気が良く、大学生の就職内定率が高いらしい。

 

今から40年位前に、景気が悪くなっても人気企業への就職先に困る事の少ない大学として、『就職六大学』というマスコミ造語が誕生した。

 

もちろん、東京六大学のもじりである。

 

この『就職六大学』とは、

 

1.東京大学
2.一橋大学
3.東京工業大学
4.慶應義塾大学
5.早稲田大学
6.京都大学

だったらしい。

 

その後、男女雇用機会均等法が施行され、女子大生の就職に対するハードルが低くなったことと、もともとの東京六大学のもじりという趣旨から、

 

1.東京大学
2.一橋大学
3.東京工業大学
4.慶應義塾大学
5.早稲田大学
6.お茶の水女子大学

 

とする人が現れた。

 

しかし、この頃では、

 

1.東京大学
2 一橋大学
3.東京工業大学
4.慶應義塾大学
5.早稲田大学
6.上智大学

 

でもいいような気もします。

 

皆さんは、どこの大学を指すのが合理的だと思いますか?

子どもの大学進学資金、3000万円以上かかりました。

大学の授業料の高騰。奨学金破産。大学進学が贅沢なことになりつつある。

 

私の知り合いのおじさんには、男の子が2人いる。

 

おじさんの家は、東京近郊県にあるが、2人の男の子は、2人共、慶應義塾大学に進学した。

 

長男は、文系だったが、司法試験を目指していたため、大学院まで進学した(大学院は国立大学)。

 

次男は、理系であり、慶應義塾大学の理系では、学部生の80%が大学院まで進学するので、当然の様に、大学院まで進学した。

 

この大学及び大学院で掛かった費用は、次の様になる。

 

1.文系の長男に掛かった学費
(大学)
入学金 20万円
授業料等の納入金 111万円✕4年=444万円
4年間の大学納入金合計 464万円

(大学院:国立大学)
入学金 28万円
授業料等の納入金 80万円✕2年=160万円
2年間の大学院納入金合計 188万円

大学及び大学院への納入金合計 552万円

 

2.理系の次男に掛かった学費
(大学)
入学金 20万円
授業料等の納入金 161万円✕4年=644万円

4年間の大学納入金合計 664万円

(大学院)
入学金 無し
授業料等の納入金 107万円✕2年=214万円

大学及び大学院への納入金合計 878万円

 

東京で一人暮らしをするためには、

この学校への納入金以外に、
アパート代 6.2万円/月
生活費 6万円/月(内:光熱費2万円を含む)
携帯代 0.8万円/月

 

一人暮らしの維持費用は13万円/月=156万円/年

 

兄弟とも大学、大学院にいる間4年間は、兄弟で一緒に住んでいたので、
二人暮らししている間は、
アパート代 7.4万円
二人分の生活費 10万円/月

        (光熱費2万円+純生活費4万円/人✕2人)
二人分の携帯代 1.6万円/月

 

二人暮らしの維持費用は19万円/月=228万円/年

(一人当り114万円/年)

 

以上から、

長男の大学及び大学院修了までに掛かった費用の合計は

1320万円

次男の大学及び大学院修了までに掛かった費用の合計は

1646万円

二人分を合計すると2986万円

 

実際には、これ以外に家電品や家具の購入費用、引越し費用、アパート契約に伴う手数料、敷金礼金が掛かるため、3000万円以上のお金が必要であった。

 

子ども二人で3000万円。

大学だけで、大学院に進学しなかったとしても2000万円。

 

この3000万円という金額を、奨学金を頼らず、子どものアルバイトにも頼らず、おじさんは、全額を負担した。

 

おじさんは、サラリーマンだったので、

 

子どもが生まれてから高校卒業までの18年間は、

子ども一人当り50万円/年、

 

大学入学から大学院修了までの6年間、

子ども一人当り100万円/年を

 

子どもの進学費用として、コツコツためて、

 

50万円✕18年+100万円✕6年=1500万円を捻出した。

 

話を単純化する為に二人分の費用で考えると、

 

子どもが生まれてから高校卒業までの18年間は、

年間100万円。

 

大学や大学院在籍中の6年間は、

年間200万円を給料から捻出し続けたことになる。

 

この捻出額は、普通のサラリーマンにとって、かなりキツイ支出だと思う。

 

もし、おじさんの子どもが三人兄弟だったら、この条件で三人とも進学させるのは無理。

 

子どもを大学や大学院まで進学させたいと思えば金銭的に面倒見られる子どもの数は、二人でもシンドイ。かくして少子化は止まらない。

 

親に反対されたら、カラダを売ってでも大学に進学しますか?

私の知り合いのホシ(仮名)という名前の女子大生は、現在かなり過酷な学生生活を送っている。


彼女の家は、両親とも元気で働いているが、典型的な低学歴の世界観の中にあった。

ホシは漠然と高校を卒業したら就職するのだろうなと思いながら、高校は地元の商業高校に進学した。

 

しかし、ホシは、高校3年になると、大学進学を考えるようになった。

 

大学進学の希望を両親に伝えると、両親は大反対した。


娘が大学進学することに反対する理由は、よく云われる様に


1.高い授業料を払って大学で勉強する事に価値を見いだせない。
2.大学生活を支えるお金がない。


と云うものであった。


ホシは、将来就きたい職業を中学校の英語の教諭と定め、その為には、大卒の学歴が必要であるとして、両親の説得を行ぃ、大学を受験する事ができた。


そして、公募推薦枠で、中学校の教職課程のある文学部に合格を果たした。


しかし、合格発表に対する両親の対応は、ホシを絶望の淵に追いやるものであった。


それは、『大学受験に失敗すれば、大学進学を諦めて就職するだろうと思ったから大学受験だけは許可したものであり、商業高校出身者が中学校の先生になるなど夢のまた夢の話である。

 

中学校の先生になれなかった場合は、4年間の学費をドブに捨てる様なものであるから、大学の学費は一切出す気がない。

 

また、奨学金破産がテレビでも問題になっている位なので、奨学金を借りる事もダメである。』


この両親の発言に対して、ホシは『高校卒業まで思い切りアルバイトして、大学1年目の授業料は自腹で支払うし、その後もアルバイトで自分の生活費と学費をバイトで稼ぐから家には金銭的な迷惑をかけないから、大学進学を認めてほしい。』という条件で、なんとか両親を納得させた。


大学入学までに必要な入学金+授業料は130万円、
大学入学後は生活費+授業料で年間150万円
それ以外に海外への語学研修費50万円


これらの費用を捻出するため、ホシは非合法なJKビジネスに手を染め、1回3万円で客を取り、大学入学に必要なお金を稼ぎ出した。


大学入学後は合法店に移り、ミナという源氏名のデリヘル嬢として手取りが1回1万円〜1.5万円で客を取り大学生活を維持している。


現在のホシの悩みは、両親と暮らす実家から大学までの通学時間が片道2時間位かかることと、大学の授業で出される課題が沢山あるため、デリヘルのバイトに割ける時間が少なくなりすぎ、思惑通りに収入が得られない事だ。また、大学生活そのものに対して、両親の理解や応援が無い事も、精神的なダメージを生じさせている。


ホシは、所謂受験勉強をした経験も無く、大学では、周りの友達と比べて、学力や素養がかなり低い事も自覚し始めており、大学卒業後に教員採用試験(教採)に合格出来るかどうかという不安も大きなものとなっている。

 

実際、ホシは大学入学後に英検2級の試験を受験したが、全く歯が立たなかった。

ホシは、現在大学2年生であり、多くのハードルを乗り越えて、大学卒業後、高学歴の世界に移動できるかどうかすら不明である。

 

大学生デリヘル嬢というと、家庭の貧困が取り沙汰されているが、ホシの家は決して貧困では無い。

 

ホシの一家は東京近郊県で庭付き一戸建ての家に住み、自家用車も所有している。

 

また、ホシに対して50万円以上もかかる歯の矯正を行ったり、脱毛や美容を勧める等、ホシの容姿の向上に関しては、寛容にお金を使っている。

 

ホシの場合は、貧困以外の原因でデリヘル嬢を選ばざるを得ないという、今まであまり注目され難かった境遇である。

このケースはレアケースかもしれないが、低学歴の世界から高学歴の世界へ移動しようとするには、あまりにも大きな代償が必要であり、成功確率も低い。

 

f:id:kanakogishiho:20170430024551j:plain

写真は、本文と関係ありません。